【基礎】英文の仕組みとルールを完全理解!知っておくべき2つのパターン!

何事もまずは「基礎」から!ということで、本日は英文の仕組みとルールを勉強していこうと思います!単純なルールを先に押さえてことで、今後の英語学習が一気にスムーズになりますよ!さあ、悩まずにリラックスして勉強していきましょう!


「英文の順番」を理解しよう!

まず順番を覚える前に、知っておいてほしい言葉が3つあります。

  • 主語:文の中心となる要素。これがないとなにも始まらない。
  • 動詞:文中の主人公がどのようなアクションを起こしたのかを表現する。
  • 目的語:動詞によって必要となる。対象を必要とする動詞の後ろにたたずむ。

この「主語」、「動詞」、「目的語」という言葉は今後よくでてきますので、頭の片隅に置いておいて下さい。

それではさっそく「英文の順番」の説明に参りましょう!

そもそも英語の文章というのは「言いたいこと先に!」という性質から、原則以下のように並んでいます。

<誰が>→<して>→<何を>→<どうやって>→<どこで>→<どのタイミングで>

これを少し文法的な表現に言い換えると、

<主語>→<動詞>→<目的語>→<方法>→<場所>→<時間>

となります。それでは実際に例文を見てみましょう。

EXAMPLE

Mary opened the box at home by herself in the morning.
(メアリーは午前中に自分の家で、ひとりでその箱を開いた)

色分け

Mary opened the box by herself at home in the morning.

主語動詞目的語方法場所時間 

日本語では「動詞」は最後に来ることがほとんどですが、英語は「誰が何をしたのか」という点を極めて重要視します。何が主語で、何が動詞なのかというのは文章を読んでいれば必ず慣れていきます。今は"主語って大事なんだー"、"時間って後の方なんだー"くらいの認識で問題ありません。


「品詞」を理解しよう!

次に英語を学習する上で押さえておかないといけない重要な要素。それが「品詞」です。

品詞を事前に勉強することで、英単語の正しい配置やその性質を理解することができます。今後の勉強がぐっと楽になりますよ!

品詞は大きく分けて10種類ありますが、勉強をスタートさせた序盤に必要となるのは以下の6種類です。

NOUN-名詞

Mary opened a big box at home by herself in the morning.

→「ひと」・「もの」・「こと」を表す。こいつがいないと文章は始まらない。形容詞と合体することで強くなれる。品詞界のオブジェクト大臣。

PRONOUN-代名詞

Mary opened a big box at home by herself in the morning.

→ 縁の下の力持ち。名詞が重複して登場するのを防いでくれる。文章をわかりやすくする働きを持つ。品詞界の学級委員長。「ほら、今日はうちがやっとくから!」

VERB-動詞

Mary opened a big box at home by herself in the morning.

→ もはや主役。主語なしで使うと命令系に。前置詞や助動詞と合体して強くなれる。品詞界のロックスター。

ADJECTIVE-形容詞

Mary opened a big box at home by herself in the morning.

名詞に花を添えてくれる。品詞界のプリンス。

PREPOSITION-前置詞

Mary opened a big box at home by herself in the morning.

品詞界の溶接職人。「場所」・「時間」「方向」・「方法」等、彼らを使えばありとあらゆる事柄を指し示すことができる。

ARTICLE-冠詞

Mary opened a big box at home by herself in the morning.

名詞のディテールを整えてくれる。いわば品詞界の整体師。

今回6つの品詞を紹介しましたが、中でも「動詞」は超重要です!

また品詞によって英文での位置がある程度決まっているので、この辺りを理解していると並べ替え問題にかなり強くなりますよ!

後日より詳しく品詞について説明した記事を書きますね。


「基本の文型」を覚えよう!

SVやらSVCやらSVOOやらを基本文型として習いませんでしたか?ここではあえて断言します。とりあえずはこの2パターンさえ覚えていれば大丈夫と!そのパターンとは、

  1. 主語動詞
  2. 主語be状態

主語+動詞

  • I play soccer. (サッカーをする。)
  • He watched them playing soccer. (サッカーをしている彼らを見ていた。)
  • She will do her homework. (これから彼女は宿題をします)

▶1つ目は主語の後に動詞が来るパターン。

主語+be+状態

  • I am cute. (私はかわいいのさ。)
  • The phone is broken. (この携帯は壊れている。)
  • You are playing the guitar.(あなたは今ギターを弾いている。)

▶2つ目は主語の後にbeが来るパターン。後ろには必ず様子や状態を表す言葉が来ます。

多くの文法書に書いてある5文型を覚えずとも、とりあえずはこの2パターンさえ覚えておけば、
あとは文章を読んでいるうちに理解していきます。

この2パターンについてはこちらの記事でも紹介しているので、ぜひ読んでみて下さいね。

英語が苦手な方は最初から完璧を求めようとせず、情報を最低限に留めてあとは実戦で慣れることを意識しましょう。
わからければググる!という気持ちで!グーグルさん感謝!


「主語と動詞」を探そう!

ここまでは英文の仕組みについて話してきましたが、最後は英文の読み方についても少し触れますね。

英語の文章を読む時に最も大事なことは「主語」と「動詞」を見つけること!

何について話が展開されているかわからないと致命的ですよね?

じゃあ探すのは主語だけでいいんじゃないの?と思われるかもしれません。

実際に英文を見てみましょう。

The Princess thought, “Sometimes I wish I were little again.” She found her favorite ball from childhood, the one that sparkled when she threw it up high to the sun.  She took the ball to the palace yard and threw it higher and higher.

お姫様は思いました、「たまに小さい頃に戻れたらいいのにな」と。彼女は子供の頃からのお気に入りのボールを見つけました。太陽に向かって高く投げると、キラキラと輝くボールです。  王女はそのボールを宮殿の庭に持って行き、高く高く投げました。

The Frog Prince: The Princess and the Frog

▶これは「カエルになったお姫様」の一説です。まずは主語に色を付けてみますね。

The Princess thought, “Sometimes I wish I were little again.” She found her favorite ball from childhood, the one that sparkled when she threw it up high to the sun.  She took the ball to the palace yard and threw it higher and higher.

▶次に動詞に色を付けてみますね。

The Princess thought, “Sometimes I wish I were little again.” She found her favorite ball from childhood, the one that sparkled when she threw it up high to the sun.  She took the ball to the palace yard and threw it higher and higher.

お気づきでしょうか?主語の後ろに動詞がぴったりと張り付いているんです。主語は情報が付け加えられ長くなることがありますが、動詞にはそれがありません。文章がある程度読めるようになると、無意識に英文がこのようなかたまりに見えるんです。

The Princess thought, “Sometimes I wish I were little again.

She found her favorite ball from childhood, the one that sparkled when she threw it up high to the sun.

She took the ball to the palace yard and threw it higher and higher.

つまりは動詞を見つけるその前のかたまりがすべて主語ということになります。

まずは文章をたくさん読んで動詞を探す力をつけていきましょう。そのうち主語があっという間に把握できるようになり、どんどん文章を読み進めていけるようになりますよ。

  • 文章を読む力→主語を見つけだす力
  • 主語を見つけ出す力→動詞を見つける力

単語帳で学習される場合は、やみくもに覚えるのではなく動詞から優先的に覚えてみてください。きっと学習効率が上がるはず!


TODAY'S POINT

  • 英文の順序は、「主語→動詞→目的語→方法→場所→時間」! 
  • 動詞」が最重要!
  • 英文は2パターン「主語+動詞」「主語+be+状態」
  • 動詞を素早く把握する力は、文章の読解力に直結する。

いかがでしたでしょうか?本日は英語の勉強をスタートする前の基本として、英文の構造について記事を書きました。
英語学習は決して焦らず、自分のペースで行って下さい。今はYouTubeやNetflixなど英語のあなたの学習を助けてくれるコンテンツが山ほどあります。
それらを駆使しながら、歩みを止めなければ着実に向上していきます。私も一学習者として、高校教師のはしくれとして皆さんの学習をサポートしてまいります。一緒に頑張りましょう。

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Aki

高校で働く現役の英語教師。英語学習を楽しんでもらいたい!という一心でこちらのブログを立ち上げました。私が英語力ゼロの状態から、英語を楽しみ、実用できるまでに至ったプロセス、学習方法等をわかりやすく発信します!

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