【英検】英検2級ライティング講座!例題・模範解答付き!<ビジネス編>

本日は英検2級のライティングを解説していくよ!
お題は「ビジネス」について!しっかりと抑えていこう!

英検2級ってどれくらいのレベル?

英検の公式サイトによると

2級は、準2級までしっかりつけてきた力を実生活の様々な分野で応用できる力を身につけている級で、レベルは高校卒業程度とされています。社会生活に必要な英語を理解し、使用できることが求められます。入試優遇、単位認定、センター試験対策、さらに海外留学や社会人の一般的な英語力の条件として幅広く適用されます。

https://www.eiken.or.jp/eiken/exam/grade_2

つまり、
君の伝えたいことはおおよそすべて伝えられるレベル
それが英検2級の実力なんだ!裏を返せば、海外経験のない日本人がいわゆる「ノー勉」で突破できる試験ではないことを意味している。英検2級!相手にとって不足なし!
さあ、腕をまくって!始めていくよ!

ライティングの重要性

英検は2016年度に「英検CSEスコア」の導入され、さらに試験内容の変更が行われたんだ。つまり、1次試験の各技能(リーディング・リスニング・ライティング)において、最低点が設けられ、リーディングとリスニングで合格点(1520点/1950点中)を満たしていたとしても、ライティングの点数が悪ければ、合格できなくなってしまった。ちなみに英検2級の問題数は各セクションでこのように分布している。

リーディング38650満点
リスニング30650満点
ライティング650満点
R+L+W691950満点
英検2級の問題数

つまり、同じ配点なら「問題数の少ない方」から対策していくのが定石だろう。
という訳で、おのずと筆者のおすすめの英検対策順はこのようになる。

  1. ライティング
  2. リスニング
  3. リーディング

英作文から勉強するメリットは、配点のだけではなく、英語学習がただの単語学習に終わらない点にある。相手に伝わるよう意識して作成した文章は、君のスピーキング力の土台となり、その勉強過程で「生きた英単語」が身につく。さあ、ライティングの重要性は理解したはず!次は出題トピックを把握しよう!

4大出題トピック

出典:植田十三 編著 (2017)『英検2級 ライティング 大特訓』アスク P14

こちらの図は筆者の愛読書「英検2級 ライティング 大特訓」に記載されている、英検の過去15年(2017年時点)の2次試験の出題トピックを分析したチャートだ。見てわかる通り、「教育」、「サイエンス&テクノロジー」、「環境」、「ビジネス」が大きな割合を占めている。本著はこれを英検の4大トピックと題している。1次試験のライティングもこの4大トピックの範囲をカバーしていることが多い。しかしながら今回は、本著で提示されている問題を使いながらも、筆者の視点から「ビジネス」のトピックで英作をし、解説していきたいと思う。

練習問題

〇以下のトピックについてあなたの意見と、その理由を2つ書きなさい。
〇POINTSは理由を書く際の参考となる観点を示したものです。
 ただしこれら以外の観点から理由を書いても構いません。
〇語数の目安は80語~100語です。

Do you think that more companies will allow employees to work from home instead of in the office in the future?

(80-100 words)

<POINTS>

・work-life balance

labor costs

interaction

解答例

Do you think that more companies will allow employees to work from home instead of in the office in the future?

今後、従業員がオフィスではなく自宅で仕事をすることを認める企業が増えると思いますか?

POSITIVE(肯定的)

I think that more companies will encourage remote working in the future for these two reasons.

First, by adopting remote work, employees will have more flexibility in the way they work. A new way of working that is not tied to time, and place will improve their work-life balance.

Second, companies can significantly reduce labor costs, including transportation and company housing allowances. The reduced money can be used for new projects or to hire new employees.

For these two reasons, I think that more companies will encourage remote working in the future for these two reasons.

赤文字は定型文(I think+問題文 )でOK

【︙】を押すと、速度をコントロールできます

● adopt: ~採用する/取り入れる

● flexibility:柔軟性

● tie to:~に縛り付ける

● significantly:非常に/かなり

● labor costs:人件費

● housing allowance:住宅手当

日本語訳

2つの理由から、今後はリモートワークを推奨する企業が増えると思います。

第1に、リモートワークを採用することで、従業員は働き方の柔軟性が高まります。時間や場所にとらわれない新しい働き方は、ワークライフバランスの向上につながります。

第2に、企業は交通費や社宅手当などの人件費を大幅に削減できます。削減された資金は、新しいプロジェクトや新しい従業員の雇用に使用できます。

この2つの理由から、今後はリモートワークを推奨する企業が増えると思います。


NEGATIVE(否定的)

I don’t think that more companies will encourage remote working in the future for these two reasons.

First, collaborating with only a computer screen and no face-to-face interaction can weaken the relationship between workers. Without enough communication, tasks cannot be completed effectively.

Second, the company would have difficulties in confirming if employees are actually engaged in work. This could lead to low morale among employees resulting in less productivity.

For these two reasons, I don’t think that more companies will encourage remote working in the future for these two reasons.

赤文字は定型文(I don't think+問題文 )でOK

【︙】を押すと、速度をコントロールできます

● collaborating with : 協働する

● face-to-face : 対面の

 interaction: 交流

● weaken : 弱くする

● have difficulty in doing: ~することに苦労する

● engage in : ~に従事する/携わる

 lead to : ~につながる = result in /bring about
   ▶ lead to 物/事(×動詞):「~につながる」
     × lead to gain(動) weight 「体重の増加につながる」
     lead to weight gain (名)「体重の増加につながる」
   ▶ lead A to do:「Aを~するように導く」

● moral : 倫理/道徳

● resulting in : 結果的に~につながる

日本語訳

私は2 つの理由から、将来的にリモートワークを推奨する企業が増えるとは思いません。

第 1 に、コンピュータ画面だけで共同作業を行い、対面でのやり取りを行わないと、従業員間の関係が弱まる可能性があります。
十分なコミュニケーションがなければ、タスクを効果的に完了できません。

第2に、会社は従業員が実際に仕事に従事しているかどうかを確認するのが困難になります。これにより、従業員の士気が低下し、生産性が低下する可能性があります。

これら 2 つの理由から、将来的にリモートワークを推奨する企業が増えるとは思いません。

シャドーイングにチャレンジ!

「シャドーイング(Shadowing)」は、聞こえてくる英文のすぐ後ろを追っていきものまねをしていく練習法だ!積み重ねることで君の「発音」、「英語のリズム」、「音の強弱」、「イントネーション」などを改善し、「リスニング力」、「スピーキング力」、「語彙力」を一気に強化してくれるぞ!

シャドーイングの基本的な流れ

  1. リスニング
    まずはテキストを見ずに全文をリスニング。ざっくりと全体の意味をつかむ。(FASTの音声を使用する)
     
  2. シャドーイング
    テキストを見ずに、聞こえてくる英文だけを頼りにシャドーイング。シャドーイングの音声は録音して、後で確認。そっくりそのままものまねしてみよう。(SLOWの音声を使用する)
     
  3. 録音した音声を確認
    自分のシャドーイング音声を聞いて、発音できていなかったところ、ついていけなかったところ、英語のリズムやイントネーションなどを確認。メモを取るとさらにGOOD!
     
  4. テキストを確認
    テキストを見て、文章全体の内容やメッセージを把握したり、聞き取れなかった単語やわからない単語の意味を確認。
  5. 2~4の流れを繰り返し(上達していけば、FASTの音声を使用する)

さあ、それでは本日のトピックの音声を使ってシャドーイングにチャレンジしてみよう!体当たりが近道!

おすすめ参考書3選!

様々な角度から、英検ライティングの突破法が書かれている。例文も多く、非常にわかりやすい。

まとまった文章で、英検突破に必要な単語を習得できる。アプリでリスニングにも対応!

スキマ時間にはこれ!頻出度別に単語が記載されているので、効率的な単語習得が可能!

以上の参考書は、筆者が実際に使用して、感動した書籍です。ぜひ手に取って勉強してみてください。


「ビジネス」分野の英検対策はとにかく用語を知ることが重要!
entrepreneur(起業家)やbunkrupt(破産)など経済や仕事に関わる英語が出てきます。
長文を読む習慣をつけてみんなに差をつけよう!

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Aki

高校で働く現役の英語教師。英語学習を楽しんでもらいたい!という一心でこちらのブログを立ち上げました。私が英語力ゼロの状態から、英語を楽しみ、実用できるまでに至ったプロセス、学習方法等をわかりやすく発信します!

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